-初めての東工大-

chidax2006-05-26

なんだかんだ言って、もう5年もそこにいるのに訪れたことのなかった神聖なるすずかけの都(沈黙の孤城)。衝撃空間が展開されていたことがわかった。これだけわくわくしたのは久しぶり。噂には何度も聞かされていた曰くありげなエントランスゲイト。これのどこに威厳もなにもあるのか?とか思う間もなく山際から谷方向を見下ろしながら進んでいくと、恐怖建築そろい踏み。全く権威の表象でしかない10000ptくらいありそうな数字のみでの建物表示。スカスカの密度の配置にも関わらずにも妙に階数の多い建物群は、近づくと威厳すら感じてしまうほどに非日常感。4割の窓と4割のコンクリート、残り2割が各部屋から均一に飛び出ているダクトで立面が埋め尽くされている旧建物と、タイル張りで逆にダクトなんか出ていないマンション(新建物)、山と谷が入り組んだ地形にバラバラに配置されて、それが一望できるエントランスからの眺めはもう甲殻機動隊AKIRAがどうしても思いだされてしまうし、レンゾピアノもロジャースも、これはきっと好き。自殺が多いのは建築のせいじゃないと思いたい...。